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5.32018
過疎化、現場の声
地方に行っておりました。そこで、現に今起こっている、苦悩、悲しみ、不安をお伺いすることが出来ました。
とある用事で地方で地元の方とお話する機会がありました。
現在の過疎化による、地元の方からみた空き家に関する悩みや、少子高齢化による、これから(現在進行形)朽ち果てていく村の未来の不安や、実際は悩みを相談する先もないことを知らされました。
そして、登記変更などもされていない土地、建物が多いのですが、相続をしたとしても、売れる土地や、建物の場所でもないので、そのまま放置されている先が多いようです。
今回訪れた先は、雪がとても多い地なのですが、多い時は、4mくらい積もるそうで、雪の重みで屋根が耐え切れず、家が崩壊してしまい、昔ながらの素敵な茅葺屋根を再建する気力もなく、そのまま取り壊されることが多いそうです。
そういった事が毎年起こり、若い方達は村を出たまま帰郷せず、ご高齢者は施設に入られ、孤独に亡くなっていく方も少なくないとのことでした。
若い方達が村を出る。というより、そもそも若い方がいないので、今、ご高齢の方達で守っている状況で、「私が住んでいる家の周りは廃墟が12,3件はある。私達夫婦もいつどうなるか分からないので、これからどうなるのか。。。」と一点を見つめてお話下さいました。
何も言えず、ただ耳を傾けることしかできなかった自分
とても情けない時間でした。。。。
と同時に、自分でももっとできる事があるはず。と思いを巡らせております。