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会社設立_NPO法人2

ご訪問いただきありがとうございます。

行政書士の齋藤広美です。

今回は、NPO法人のメリットデメリットをお伝えしたいと思います。

[メリット]

1、社会的な信用性がある

個人と法人の会計が明確に分かれていて、毎年度、所轄庁への決算書類提出が義務付けられているので、内部の透明性が高いため、信用性も高くなります。

2、団体名で契約や登記が可能

任意の団体(法人格を持たない団体)は、団体名での契約や登記はできませんが、NPO法人格を取得致しますと、団体名義で色々な契約が可能となり、事務所を借りたり、銀行口座を持つこともできるので、資産管理がしやすくなります。

契約した際のリスクも、団体の資産の範囲内で抑えることができます。

3、資産を持つことができる

会の目的に沿った資産を持つことができます。また、任意団体ですと、代表が変更になるたびに各資産の名義変更が必要となりますが、その手間がなくなります。

そして、もし、任意団体の場合、代表が死亡した際、資産は家族へ相続されてしまい、団体としての資産はなくなってしまう恐れがありますが、法人化すると、団体の資産として残すことができます。

4、人を雇うことができるので、安定性のある組織の運営をすることが可能

NPO法人は人を雇ってお給料を支払うことは可能ですので、雇用することで、社会的役割をすることができ、組織的に活動をしていくこが可能となります。

[デメリット]

1、意思決定に時間がかかるときがある

法人化すると、様々な面での意思決定や、変更の際に手続きが必要となりますので、即行動することが難しくなることがあります。(定款変更や、事業内容の検討など)

2、細かく正確な事務処理が必要になる

NPO法人は毎年決算書などの提出が義務となり、性格な経理処理(簿記の処理)が必要となりますので、ある程度の知識のある経理担当や、税理士等に依頼することになる場合もあるかと思います。

3、法人としての税務の申告が必要となる

毎年、事業報告書や収支計算書などの提出が必要となり、その情報は公開され、色々な方の閲覧が可能になります。

4、法人税の課税対象になる場合がある

他にも、NPO法人設立には様々な手続きがあるため、申請受理から認証されるまで、早くて4か月くらいの時間が必要となるなど、他の会社法人とは違った面があります。

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