「技術、人文知識・国際業務」ビザでは学歴、職歴はとても大切な要件の一つでビザ取得可能性の判断基準として重要な内容となります。一方で、「経営・管理」ビザは学歴、職歴などの要件は設定されておりません（ビザの取得を前提としては高学歴の方が尚良いかとは思いますが）が、年々審査が厳しくなってきています。

審査が厳しくなった背景の一つとして、個人的な考えですが、今までのビザの種類（日本人の配偶者など）の状況が変わりそのまま日本に滞在することが難しくなった方が、学歴要件のない、「経営・管理」ビザへ変更するケースなどがあり、きちんとした計画の上での変更ではなかった為、その後、経営が上手くいかず、倒産するケースなど多くあったことなどがあるのでしょうか。

現在では、事業計画書も綿密に組まれていなければ難しいようですし、事業所もシェアオフィスではだめで、独立した一つの事務所を構えていないと不許可の可能性がとても高く、また、事業所の賃貸借契約書の使用目的に「事業用」の記載がないことでも不許可となる可能性がかなり高いです。

不許可になる要因として勿論他にもまだまだあるかとは思いますが、審査が厳しくなったことは確実なようです。